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ヴァーチャルという思想/フィリップ・ケオー

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1997年8月初版 第1刷 227頁
本上部にシミあり。中身は良好です。

 フィリップ・ケオーの原著が書かれたのが一九九三年。現在では当たり前になりつつあるヴァーチャルという概念ですが、著者はこのヴァーチャルというせまりくる新技術に期待と警鐘を綴っています。
 写真や映画、テレビなどの平面的な従来のイメージとは違い、ヴァーチャルの世界は体系化された心象世界に人を没入させます。まるで別世界なヴァーチャルの世界ですが、その基礎は現実にあるモデルであり、ヴァーチャルと現実は相関関係にあります。
 ヴァーチャルの世界では何ができ、どんな世界なのか?夢のような世界に想像は膨らみがちですが、変化するのはヴァーチャルと相関関係にある現実への認識なのだと思います。
 互いに相関し、浸食しながらヴァーチャルと現実は溶け合いつつある現在ですが、九十年代初頭に予見めいた哲学的な思索を繰り広げていた本著には、現在を見通す何かヒントがあるはず。そして、この怪しい表紙。何もないわけありません。

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